安定した強い組織になることを期待!

社会福祉法人花の園会

代表
山﨑 正太郎
従業員数
30名
事業内容
保育
URL
https://www.hananosonokai.com/

Q1.人事評価制度を入れてからの効果について教えてください

以前はそれぞれの職員について感覚的な指標で考えていました。人事評価制度を新しくしたことにより頑張りの度合いが信頼できる数値として残っていくため、職員一人一人の強みと苦手な部分の把握がしやすくなったと感じました。また被評価者からは、上司が何をして欲しいと望んでいるのか、よく分かるようになったとの声もありました。会社が、短い期間に具体的にやって欲しいことを提示をすることで、組織的な行動がとりやすくなったように感じます。これまでの評価では分からなかった頑張りを短期間で拾えるため、適切な人事評価ができるようになり、それを職員に伝えることで頑張った部分や足りていない部分を共有して、お互いの成長発展に繋がっている実感があります。

 

Q2.人事評価制度を運用していく中での苦労、どうやって乗り越えましたか?

導入当初は初めての取り組みのため、目標設定をすることに被評価者・評価者ともに負担感が大きかったように思います。またコンピテンシーは要望提示が上手くいかずに、やりたいこと・やりやすいものに設定されてしまう傾向がありました。さらにMBOも非営利団体のためあまり適さず、評価結果にそれぞれの頑張りが反映されていないと感じることが多かったです。
そこでMBOを廃止して一部に付与型目標を導入し、自己設定する目標の数を減らしました。付与型目標では、以前の人事評価制度の評価項目の行動レベルを具体的に分けることで、幅広い頑張りが拾えるようになりました。さらに、自己設定型目標と混在させることによって、自律的な行動を促すことの両立ができました。具体的に何をして欲しいのか要望提示をすることで「コンピテンシーとは」など難しいことを考える必要が少なくなったのではないかと思います。まだまだ課題はたくさんありますが、どんな運用にも柔軟に対応できるシステムなので、これからも法人にマッチングするような人事評価制度にしていきたいと思います。

 

Q3.働き方改革に向けた取り組みについて

フリー保育士を活用してノーコンタクトタイム(子どもと接することなく事務作業に専念する時間)を作ったり、手が空いたら複数担任クラスが一人担任クラスを手伝うようにする、大きな負荷のかかる行事は変形労働制を活用して保育のない日に準備に専念できるようにする、行事をシンプルにする、など様々な工夫を凝らしています。一方で国の定めた制度の中での事業ですので、様々な工夫にも限界があります。今後、働き方改革に沿った制度改正が行われることを期待しています。

 

Q4.今後、さらに人事評価制度の運用により改善したい課題は何でしょうか?

保育の質を向上させるためには、保育者一人ひとりがその園の方針や園長の考えを理解し、統一された行動の上に個々の知識・技術を発揮することが重要です。そのためのマネジメントツールとして要望をしっかりと提示し、要望に沿った行動を習慣化するサイクルを繰り返すことで、個々の考えや思いではなく、さらに組織的な行動がとれるようにしていきたいと思います。
また保育の世界は一般的な会社組織よりも、組織階層が浅いことが多く、現場志向の強い職種のため、マネジメントに関心が薄くリーダーの育成がしづらい面があります。しかしマネジメント層が成長し、人材の裾野を広げていかなければ、組織の維持管理は非常に苦しいものとなっていきます。少しずつ1次評価者を増やしていくことで、職員の中にリーダーとしての目線が育ち、将来はより深いマネジメント階層をとれる、安定した強い組織になることを期待しています。
最近は「保育サービス」を利用しているという意識が強くなり、保護者とのつながりが以前よりも希薄になってきたように感じます。職員が褒められることが減り、達成感を感じることが少なくなったように思います。それを人事評価制度が補い、自己肯定感を高め、成長していって欲しいと思います。

 

Q5.あしたのチームの運用おせっかいやクラウドサービスに対するご要望をお聞かせください

とても親身に相談に乗っていただき、他社事例なども調べ、スピーディーに対応をしていただいています。
強いて要望を上げるとすれば後追いのコンサルティングではなく、事前にその組織の現状を把握してから導入サポートをしていただくと、立ち上げの際に工数が多かったり、難しい言葉が出てきたりするような、よりよいイメージになるかもしれません。