考えたり葛藤したりということが社員の成長に繋がる。

シビル安全心株式会社

代表
窪田 洋平
従業員数
15名
事業内容
落石、崩壊土砂の対策製品の資機材販売及び斡旋業務/落石、崩壊土砂対策のコンサルティング業務(調査・設計)
URL
https://anzenshin.com/

Q1.人事評価制度を入れてからの効果について教えてください。

それまで行なっていたものに不満があったわけでもないのにも関わらず、なぜ評価制度を導入しなければいけないのか?という葛藤がトライアル期間を終えて本格的に給与連動をするとなった際に少しずつ出てきていました。特にマイナス査定も導入しているため、「上がる可能性がある」というよりも「下がる可能性がある」というところに非常に敏感になっていたように感じます。恐怖感、不安感ですね。
しかし、導入2年目を迎えた現在、この制度は評価をする仕組みを作るためにやっているのではなく、経営改革や改善、組織としての取り組みの1つの手段として、日々の自分の仕事のやり方を見直すきっかけになっています。また、特に社員に多くあったのが「葛藤」です。現状を維持していきたいという欲求がとても強かったため、組織・ヒトが変化するということに対しての難しさを感じました。逆に考えると、社員の本音が出てくるようになった点は良かったですね。そういった意味で面談は勿論、面談以外でも社員同士の横の繋がりが強くなりました。もっと話し合っていくためにはどうしたらいいかということで幹部会を作ったり、エリアで会議をしたりという仕組みも生まれました。これも人事評価制度を導入しなければ、そもそも必要性を感じていなかったと思います。トップダウンで、不満さえでなければ良いという考えで舵を取っていましたが、それでは社員が成長しません。考えたり葛藤したりということが社員の成長に繋がりますので、導入して良かったと私は思っております。

 

Q2.人事評価制度を運用していく中での苦労、どうやって乗り越ましたか?

乗り越えたというより、乗り越え中という状態かと思いますが、やはり「遮らない」ということですね。下から挙がってきたものに対しては、まず受け入れることです。それから、やはり経営者として人事評価制度を導入したからには何を言われても辞めないとコミットすることですね。弊社の事業として、四半期ごとに評価をしていくのは合わないという意見も勿論出てきました。しかし、そこに関しては経営者と一社員の見方の違いで、私にはこの組織を繁栄させ続けなければいけないという責任があります。これから組織を大きくしていくなかで、大きくなって問題が勃発してから取り入れても遅すぎるという確信がありますので、人事評価制度は運用し続けるという決意で社員と向き合っています。

 

Q3.働き方改革に向けた取り組みについて。

各パソコンに稼働時間を見える化できるソフトを入れ、働く時間を効率化していこうとしています。また、営業支援システムを導入して情報共有も行なっています。他社と連携して行なっている業態のため、仕組み化・ソフトにできるものはどんどん変更していってます。自分たちの業務量を減らしつつ、より効果的なサービス提供を連携しながらやっているところですね。

 

Q4.今後、さらに人事評価制度の運用により改善したい課題は何でしょうか?

目先の課題としては、MBOとコンピテンシーという概念を落とし込み、定着させ、連動性を強めていくことです。人事評価制度を導入するまでMBOとコンピテンシーという概念がなかったものですから、MBOの中・長期的な目標の部分をどう目標と関連させていくかということになるのかなと思います。あとは関連会社にも、こういった仕組みで評価制度を回していくということがなかなか理解されていないので、そういったところにも理解されてもらえるような成果を出していくことです。