経営理念を行動目標に落としこみ、 社員も会社も成長できた

株式会社フロンティア

代表取締役
大塚 耕輝
従業員数
220名(正社員180名、パート40名)
事業内容
整骨院事業、介護事業、保育事業、フィットネス事業など
URL
http://frontier-g.co.jp/

Q1. 会社について教えてください。

整骨院事業で地域医療のフロンティアを開拓

東北地方を中心に、整骨院、デイサービスセンター、保育園、フィットネスジム、リラクゼーション施設などを運営しています。

社名である「フロンティア」は地域医療を開拓して、安全・安心かつ皆様の生活に末永く貢献することを表しています。整骨院の屋号「イーグル」は、私がリーダーとして尊敬する上杉鷹山公の「鷹」に由来。東北地方の山々を飛びかうイヌワシのように、地域の方々の守り神となるべく名づけました。

そんな当社のスローガンは「仕事を通じて人格を高め、人と社会の幸せに貢献し、たくさんのありがとうを集めよう」。なによりも社員とお客様の幸せが最優先事項であり、人格の高い人財を育成することで初めて人と社会に貢献できると確信しています。

Q2. 人事における課題はなんですか?

勤続年数に応じた一律評価に限界

いままでの人事評価は年功序列型。社員の勤続年数に応じて、給与を一律に上げていました。ある意味では、平等な制度でしょう。でも企業成長にともなって社員数が増えるにつれ、この仕組みに限界が来ました。

その理由は勤続年数の長い創業メンバーの成長スピードが鈍化してきたり、中途入社のメンバーが即戦力として活躍したりするようになったからです。さまざまな状況の社員に対して、一律評価のままではいけないと感じていました。

Q3. 人事評価制度を導入した理由を教えてください。

給与査定の悩みから経営者を解放する

全社員を一律に評価するのは、いいことではありません。だからといって、経営者が一人ひとりの社員を評価して、給与を査定するのは苦痛です。みんな自慢のメンバーだし、目の前の業務をかんばっている。そのなかで社員の給与を決めるのは非常につらいので、それを避けたかったのがホンネです。

Q4. あしたのチームを選んだ理由を教えてください。

複数社のプランのなかで総合的に最良

複数のコンサルティング会社から人事評価制度の見積もりを取ったところ、総合的にもっとも優れていたからです。基本的な内容はもちろん、費用やクラウドシステムも魅力でした。

著名な大手企業でも、いまだに紙ベースで評価制度を運用していると聞きますが、それでは管理が大変です。一方、クラウドシステムならば、いつでもどこでもスピーディに評価シートを確認できる。社員の顔写真もついているので、「名前と顔が一致しない」なんて悩みからも解放されました。

Q5. 人事評価制度を導入して、どんな効果や成果が得られましたか?

経営理念を社員が体現し、業績も向上

コンピテンシーにもとづいた行動目標の設定によって「売上アップにつながる行動」を共有できました。当社の主力事業は整骨院の運営なので、ガンガン営業して売上が伸びるわけではありません。お客さまに親切に接してこそ、継続的に来院していただけるのです。

では、どういう気持ちをもって、どのように接すればいいのか? そこを社員に理解してもらうために、評価制度の導入はとても効果的でした。実際、売上は前期と比較して140%アップ。あしたのチームには運用をサポートしてもらい、非常に助かっています。

その他に起こった現象は、経営理念に賛同しないメンバーの離職です。もともと当社の離職率は低く、新卒入社3年以内では5%以下。しかし、経営理念を人事評価制度に落としこんだところ、何名かの社員が自ら辞めていったのです。会社全体が同じ方向に進むため、必要なプロセスだったのでしょう。

たんに数値目標を立てるのは簡単です。でも社員が経営理念を理解して、目標に落としこみ、行動に移すのは難しい。正直、とても大変で苦労しました。私たちはそれを乗り越えたことで、社員の仕事に対する意識が上がり、業績の向上にもつながったと感じています。